英語を勉強していると、「getって”得る”って意味でしょ？」と思っていたのに、
全然違う使い方に出会って混乱することってありませんか？
大丈夫です。あなただけじゃありません。
実は、getは英語の中でも最も多くのPhrasal Verb（句動詞）を作る動詞の一つ。
でも心配しないでくださいね。今日は、日常会話で本当によく使うものだけを5つ厳選してお伝えします。
そもそもPhrasal Verbって何？
Phrasal Verbは「句動詞」とも呼ばれ、動詞＋前置詞（または副詞）で新しい意味を持つフレーズのことです。
例えば「get」＋「up」で「起きる」という意味になります。
getの「得る」ともupの「上に」とも違う、新しい意味が生まれるんですね。
ネイティブスピーカーは、難しい単語よりもこのPhrasal Verbを使って話すことが多いので、覚えておくと会話がグッと自然になりますよ。
1. get up（起きる）
意味: ベッドから起き上がる、起床する
これは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか？朝のルーティンを話すときに欠かせない表現です。
例文:
- I get up at 7 every morning.（私は毎朝7時に起きます。）
- What time did you get up today?（今日は何時に起きましたか？）
「起きる」はwake upとも言いますが、wake upは「目が覚める」、get upは「ベッドから出る」というニュアンスの違いがあります。朝、目覚ましが鳴って目が覚めた（wake up）けど、なかなか起き上がれない（get up）…なんて経験、ありますよね？
2. get over（乗り越える、立ち直る）
意味: 困難や病気、失恋などを乗り越える
失恋した友達を励ますときや、風邪から回復したときに使う表現です。
例文:
- It took me a long time to get over my cold.（風邪が治るのに時間がかかりました。）
- She finally got over her ex-boyfriend.（彼女はやっと元カレを忘れました。）
落ち込んでいる友達に「You’ll get over it.」（きっと乗り越えられるよ）と励ますこともできます。温かい言葉ですね。
3. get along with（〜と仲良くやる）
意味: 誰かと良い関係を築く、うまくやっていく
職場や学校で人間関係について話すときによく使います。
例文:
- I get along well with my coworkers.（同僚とうまくやっています。）
- Do you get along with your neighbors?（ご近所さんと仲良くしていますか？）
面接で「チームワークはどうですか？」と聞かれたとき、「I get along well with everyone.」（誰とでもうまくやれます）と答えられたらカッコいいですね。
4. get back（戻る、取り戻す）
意味: 元の場所に戻る、または失ったものを取り戻す
旅行から帰ってきたときや、連絡を折り返すときにも使います。
例文:
- I got back home at 10 p.m.（夜10時に家に戻りました。）
- I’ll get back to you later.（後で折り返しますね。）
「I’ll get back to you.」はビジネスでもカジュアルな会話でもよく使うので、覚えておくと便利ですよ。
5. get rid of（〜を処分する、取り除く）
意味: 不要なものを捨てる、または問題を解決する
断捨離したいときや、悪い習慣をやめたいときに使えます。
例文:
- I need to get rid of these old clothes.（この古い服を処分しなきゃ。）
- I want to get rid of this bad habit.（この悪い習慣をやめたいんです。）
「rid」という単語自体はあまり使いませんが、get rid ofというセットで覚えてしまいましょう。
まとめ：今日から使ってみよう！
今日ご紹介した5つのget Phrasal Verbをおさらいしましょう：
- get up – 起きる
- get over – 乗り越える
- get along with – 仲良くやる
- get back – 戻る
- get rid of – 処分する
全部一度に覚えようとしなくても大丈夫です。まずは一つ、今日の会話や日記で使ってみてくださいね。
使えば使うほど、自然に口から出てくるようになりますよ。
一緒に頑張りましょう！
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